Story
こだわりの職人技による、1日に約7着分しか編めない確かな風合い
吊編み機は、ヨーロッパから日本に入った丸編み機の原点の機械です。
現在主流の丸編み機と比べ、約180分の1の生産性で、糸に負担がかからない様に編み機にゆとりを持たせながら、
ゆっくり丁寧に編み上げています。熟練の職人が時間を惜しまず丹念に編み上げた手作り感覚の生地は、
まるで空気を編んでいるような、ソフトで絶妙なボリューム感があります。
匠の勘
吊り編み機はスイッチひとつで簡単に稼働するというような機械ではなく、職人の熟練した技術や経験が必要とされます。気温や湿度によって変化する機会を的確に見極め、日々、最高の生地を生み出します。
1時間に約1メートルしか編めない幻の生地
通常の編み機は、平均1時間24m程度の生地が生産できます。一方吊編み機は、1時間に約1mしか編むことのできない非効率な製法です。20倍以上の手間と時間をかけてゆっくりと作り上げます。